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【盲腸癌の症状とは?“気づきにくい初期サイン”を見逃さない!】

COLUMN コラム

【盲腸癌の症状とは?“気づきにくい初期サイン”を見逃さない!】

「盲腸癌って聞いたことあるけど、具体的にどんなものかわからない」と思っている方も多いはず。

実は盲腸癌は、大腸の入り口に位置する“盲腸”にできる癌で、虫垂炎と間違われやすいことでも知られています。

しかも初期はほとんど自覚症状がなく、体に何か変化が出てから気づくことも多いのが現実。

この記事では、「見逃すな!」というポイントを中心に、盲腸癌の症状、気を付けたいサイン、診断の流れ、治療法、予防まで、わかりやすく解説します。ぜひ読んで、自分や大切な人の体調変化の気づきに役立ててください。

 

目次

  1. 盲腸癌ってどんなもの? – 初期は“静かに進行”
  2. 盲腸癌の代表的な症状とは?
  3. 検査・診断の流れ
  4. 治療法の選択と生活との両立
  5. 早期発見・予防のためにできること

1. 盲腸癌ってどんなもの? – 初期は“静かに進行”

盲腸とは、小腸から大腸に移る最初の部分で、ここに発生したがんを「盲腸癌」と呼びます。

大腸癌の一種ですが、盲腸癌は比較的まれで、症状が現れにくいため見落としやすいのが特徴です。

実際、盲腸では便がまだ液状で流れやすいため、通過障害による腹痛や便秘・出血などが起こりにくく、初期はほとんど自覚されないことが多いのです。

 

とはいえ進行すると腫瘍が大きくなり、右下腹部にしこりを感じたり、外見的な異変が現れることがあります。

さらに、腸の出口付近がんとは異なり、盲腸癌の場合は便秘や排便異常が乏しく、発見が遅れがちなのが厄介な点です。

2. 盲腸癌の代表的な症状とは?

主な症状は以下の通りです。

 

  • 右下腹部の鈍痛または不快感:間欠的に続く腹痛で虫垂炎と誤診されやすいです。
  • 腹部のしこり感:腫瘍が触れるほど成長する場合もあります 。
  • 吐き気・嘔吐:腸閉塞を引き起こすほど進行すると出現します。
  • 食欲不振・体重減少・疲労感:がんによる全身への影響がみられやすくなります。
  • 血便・貧血:慢性的な出血で鉄欠乏性貧血が起こる可能性があります。

 

これらはほかの病気にも見られる症状ですが、複数が重なる場合は注意が必要です。

3. 検査・診断の流れ

盲腸癌を疑う場合、以下の検査が一般的です

 

  • 大腸内視鏡検査:盲腸までカメラを進め、異常部位を直接観察し生検で確定診断。←早期で発見するには必須の検査 です
  • 血液検査:貧血や腫瘍マーカー(CEAなど)の測定。
  • 画像検査:CTやMRIで腫瘍や周囲組織への拡がりを評価 。
  • 問診・身体診察:痛みの性質やしこりの有無を確認し血便や体重変化などを聴取。

 

虫垂炎として手術を行った際、副次的に盲腸癌が見つかることもあります 。
東京新宿レナクリニックでは、このように多角的な検査体制を整え、盲腸癌の疑いがあれば迅速かつ的確に診断を行い、安心できる医療を提供しています。

 

4. 治療法の選択と生活との両立

盲腸癌の治療は進行度に応じて検討されます

  • 内視鏡治療:早期がんでリンパ節転移リスクが低ければ内視鏡による切除が可能です。

  • 外科手術:腫瘍や周辺リンパ節を含めた切除(右半結腸切除など)が一般的です。

  • 薬物療法:補助的に抗がん剤や分子標的薬を使用し、再発予防や進行抑制に効果があります。

 

術後は生活の質を保つために、便通の変化や栄養面・運動習慣の指導も重要です。

特に術後は消化機能に配慮が必要で、栄養バランスや回復を考えた生活改善が推奨されます。

5. 早期発見・予防のためにできること

盲腸癌は初期症状が軽く、自覚しにくいため、以下の取り組みが重要です

 

  • 定期的な大腸内視鏡:特に40代以降はスクリーニングが有効です。
  • 生活習慣の見直し:食物繊維を中心とした食事、適度な運動、禁煙・節酒などで大腸環境を改善します。
  • 症状を意識する:右下腹部の違和感・しこり・貧血や体重減・便通異常など、気になる変化があれば早めに受診しましょう。
  • 虫垂炎との区別:治療中に盲腸癌が発見されるケースもあるため、盲腸炎の経過観察を怠らないようにしましょう。

 

 


まとめ

盲腸癌は初期には自覚症状が少なく、特に右下腹部の違和感やしこり、貧血や体重減少などが現れてから気づくケースが多いです。

虫垂炎と似た症状で誤診されることもありますが、放置すると進行しやすいため、少しでも異変を感じたら、内視鏡検査による早期発見が大切です。

治療は、早期なら内視鏡切除、進行がんには手術や薬物療法が主体で、術後の生活サポートも重要です。生活習慣の改善も予防には有効です。 東京新宿RENACLINICでは多角的な検査体制とスクリーニング・生活指導を通じて、しっかりとサポートいたします。どんな小さな違和感でも、お気軽にご相談ください。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

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