大腸内視鏡検査（通称：大腸カメラ）の前日って、何を食べていいか迷いますよね？
食事をどうするかによって、検査の結果に影響が出ることもあるので、しっかり準備をしましょう！
今回は、検査前の食事に関するポイントをわかりやすく紹介します。
目次
- 検査前の食事の基本ルール
- 食事内容の具体例
- 避けるべき食べ物・飲み物
- 検査の前日夜は何時まで食べていいの？
- 腸を綺麗にするため最も重要なこと
- まとめ
1.検査前の食事の基本ルール
まず、検査前には消化が良く、腸をキレイに保つ食事を心がけることが大切です。
腸内に食べ物の残りカスが残っていると、検査が難しくなる場合があります。
- 食べ物は柔らかく消化に良いものを選びましょう
例えば、白ご飯やうどん、スープなどがオススメ！
油っぽいものや繊維質が多い食材は避けましょう。
脂っこい料理や生野菜、果物などは避けるようにしましょう。
- 飲み物は水やお茶を！
水分補給は大事だけど、飲み物にも注意が必要です。
カフェインが含まれる飲み物や色の濃いジュースはNG！
水や麦茶、透明なスープなどがオススメです。
2.食事内容の具体例
どんな食事がベストなのか気になりますよね？以下のような食事が適しています。
【朝食】
白ご飯＋お味噌汁（具は少なめ）
トースト（バターは控えめ）
卵（ゆで卵など）
【昼食】
うどん（具材を少なめにして、スープは透明なもの）
おかゆ（消化が良いのでオススメ）
【夕食】
白ご飯＋お味噌汁（具は入れない）
スープ（透明なもの）
軽いおかず（白身魚の蒸し物や煮物など）
これらの食事は、腸に負担をかけず、検査に必要な準備が整う食事です。
3.避けるべき食べ物・飲み物
【食べ物】
野菜（特に繊維質が多いもの）、フルーツ、ナッツなどはNG！
揚げ物や脂っこい食事も避けましょう
生魚や生肉などの生ものも控えたほうがベター
【飲み物】
コーヒーや紅茶、炭酸飲料などの色の濃い飲み物は避けましょう。
アルコールもNGです！
食べ物の選び方が大事なので、できるだけシンプルな食事を心がけましょう！
4.検査の前日、夜は何時まで食べていいの？
検査の前日夜は、検査食ではない方は食事は17時までに済ませるのがベストです！
検査食を食べる方は２１時までに済ませましょう！
その後は何も食べないようにしましょう。
夜遅くまで食べると、腸に食べ物が残ってしまい、検査の精度が落ちる可能性があります。
5.腸をキレイにするために最も重要なこと！
最後に大事なのは、「腸をキレイに保つこと」
検査前日には、食事だけでなく、しっかりと水分を取っておくことがポイントです。
お腹を空っぽにするために、指定された下剤を飲むことがあるので、指示に従ってしっかり準備しましょう！
水分を多めに摂ることで、腸内の内容物がしっかり排出され、より良い結果が得られますよ！
6.まとめ
大腸内視鏡検査の前日には、消化が良く、腸に負担をかけない食事を選ぶことが重要です。
食べるものや飲み物に気をつけて、腸内をキレイに保ちましょう。
検査がスムーズに進むように、前日の準備はしっかりと行ってくださいね。
検査が無事に終わるように、前日の食事をしっかりと守りましょう！頑張ってください！
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。
