痔瘻の手術方法について

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痔瘻の手術方法について

投稿日: 2025.07.15 更新日: 2025.08.08

 

痔瘻(じろう)の手術は、基本的に「開放術」と「くり抜き法」の2種類の方法があります。

どちらも治療目的は同じですが、それぞれに特徴があります。

まず、手術を受ける前に知っておきたい情報を紹介しますね!

目次

  1. 解放術
  2. くり抜き法
  3. 括約筋温存解放術
  4. シートン法
  5. まとめ

1. 開放術

開放術は、痔瘻の管を切開して排出する方法です。

この方法の最大のメリットは、根治性が高いこと。

つまり、再発のリスクが低い!ただし、肛門の括約筋に影響を与えることがあり、肛門機能に問題が出ることも…。

2. くり抜き法

くり抜き法は、肛門の括約筋を温存する方法で、再発のリスクが高くなることがありますが、肛門機能を守りながら治療できます!

こちらは比較的優しい方法ですが、再発の心配は残ることを理解しておきましょう。

3. 括約筋温存開放術

この方法は、開放術とくり抜き法の良いとこ取りの方法!

括約筋を守りながら、しっかりと痔瘻を治療できるため、最も望ましい結果が得られることが多いです。

再発も少なく、肛門機能も守られるので、人気のある手術法です!

4. シートン法

歯状線の凹みにある一次口から膿が出る二次口まで通じている瘻管を治す方法です!

一次口から二次口へ向けて、輪ゴムや紐状の器具を通過させて少しずつ圧迫し、瘻管と肛門括約筋を段階的に切開します。

1~2週間ごとに締め直しを行い、日帰り手術と外来治療を組み合わせて進められます。数ヶ月での治癒が期待できる方法です。

この方法は、肛門括約筋の損傷を最小限に抑えるというメリットがある一方で、締め直し時の痛みや違和感を伴うことがあります。

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手術後の生活

手術後の生活については、特に注意が必要!

手術自体は日帰りでできることもありますが、しっかりと通院しながら回復を見守ることが大事です。

食べ物にも気をつけて、刺激物はしばらく控えめに

5.まとめ

これらの方法を踏まえ、医師としっかり相談して自分に合った治療法を選びましょう!

手術に関しての詳しい流れや治療内容は、診察前にしっかりと情報を得ておくと安心です。

疑問や不安があれば、気軽に医師に相談してみてくださいね!

 

 

監修医師   大柄 貴寛

国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

 

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