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急性胃炎とは?早期ケアのススメ

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急性胃炎とは?早期ケアのススメ

 

最近、「なんだか胃がムカムカする…」「キリキリ痛い…」と感じることはありませんか?
それ、もしかすると急性胃炎のサインかもしれません。
急性胃炎は、突然起こる胃の粘膜の炎症で、強い腹痛や吐き気、時には吐血などを伴うこともある怖い症状です。
暴飲暴食やストレス、薬の副作用など、原因は日常生活の中に潜んでいます。
今回は、急性胃炎の基本から予防法までを分かりやすく解説します。


目次
1. 急性胃炎とは?
2. 急性胃炎の代表的な症状とは
3. 急性胃炎の原因を知ろう
4. 検査と治療の流れ
5. 胃炎を防ぐためにできること

1. 急性胃炎とは?


急性胃炎とは、胃の粘膜に急激に炎症が起こる疾患です。
短時間のうちに発症し、みぞおち周辺の痛みや吐き気などを伴うことが特徴です。
軽度であれば自然に回復する場合もありますが、重症化すると嘔吐や吐血、下血など深刻な症状に発展することがあります。


この病気は、胃の防御機能が一時的に低下し、胃酸などの刺激物質が粘膜を傷つけることで発症します。
胃は通常、粘液によって自らを守っていますが、さまざまな原因によりそのバランスが崩れると、炎症が引き起こされます。


急性胃炎は、若年層から高齢者まで幅広い年齢層に発症し、特に生活習慣が乱れがちな現代人にとっては身近な疾患の一つです。
胃の不調を感じたら、まずは原因を突き止め、適切な対応を取ることが大切です。

 

 

 

2. 急性胃炎の代表的な症状とは


急性胃炎には、さまざまな症状が現れますが、以下のようなものが代表的です。
• みぞおちの痛み(鈍い痛みやキリキリする鋭い痛み)
• 胃のムカつき、吐き気、嘔吐
• 食欲不振
• 胃の張り感、膨満感
• 下痢や軟便
• 重症化すると、吐血や黒い便(下血)も


これらの症状は、食後や空腹時、またはストレスがかかったときなどに悪化することがあります。
特に、吐き気や嘔吐を伴う場合、体への負担も大きくなりやすいため注意が必要です。


また、急性胃炎は症状が突然現れるため、風邪や胃腸炎と間違えられがちですが、適切な診断を受けることで原因を明確にし、迅速な対処が可能となります。
何となく胃の不調が続いている、という方は、早めの検査をおすすめします。

 

 

 

3. 急性胃炎の原因を知ろう


急性胃炎の原因はさまざまですが、主に以下のような要因が挙げられます。

 

  •  暴飲暴食や刺激物の摂取
    脂っこい食事や香辛料、アルコールなどは胃に強い刺激を与え、胃粘膜のバリア機能を壊す要因になります。
    特に空腹時にアルコールを摂ることは、胃へのダメージが大きくなります。
  •  ストレスや自律神経の乱れ
    精神的・身体的ストレスは、胃酸の分泌を過剰にし、胃粘膜の血流を低下させるため、胃の保護機能が低下し炎症が起こりやすくなります。
  •  薬剤の副作用
    解熱鎮痛薬やステロイド薬、抗生物質など、特定の薬剤は胃の粘膜を傷つけることがあります。
    これらの薬を長期にわたり使用している人は注意が必要です。
  • 細菌やウイルスの感染
    ピロリ菌やノロウイルスなどの感染も、胃粘膜に炎症を引き起こす原因となります。
    特にピロリ菌は、慢性胃炎や胃潰瘍の原因にもなります。


急性胃炎はこれらの要素が単独または複合的に作用して起こります。
生活の中で「胃に負担をかけていないか」を見直すことが、再発予防につながります。
東京新宿RENACLINICでは、こうした生活習慣も含めた原因の評価・指導を行っています。

 

 

4. 検査と治療の流れ


胃の不調を訴えて来院された場合、まずは問診で症状や生活習慣、服薬状況などを詳しく確認します。
そのうえで必要に応じて内視鏡検査(胃カメラ)を行い、胃粘膜の状態を直接確認します。


内視鏡では、胃粘膜の炎症、びらん(ただれ)、潰瘍、出血などの有無を確認でき、必要があれば組織検査も併せて行います。
また、ピロリ菌の有無を調べることも可能です。


治療は主に薬物療法が中心です。以下のような薬を症状に応じて使い分けます。
• 胃酸分泌を抑える薬(PPI、H₂ブロッカーなど)
• 胃粘膜を保護する薬
• 吐き気止め、整腸剤などの対症療法薬

• 漢方薬


加えて、生活習慣の見直しや食事指導も重要です。
暴飲暴食の禁止、刺激物の制限、ストレス対策、薬の適正使用など、胃を守るための総合的なアプローチが求められます。

5. 胃炎を防ぐためにできること


急性胃炎は、日頃の心がけで予防できる疾患でもあります。
以下の点に気をつけて、胃をいたわる生活を心がけましょう。

 

  • 食生活の見直し
    脂っこい料理や香辛料、冷たいもの、炭酸飲料など胃に刺激の強い食べ物は控えめに。よく噛んでゆっくり食べる習慣も大切です。
  • アルコールと薬の管理
    空腹時の飲酒は控え、適量を守りましょう。薬を服用する際は必ず医師の指導を受け、胃薬の併用などで胃を守る工夫を。
  • ストレスケア
    睡眠不足や過労を避け、リラックスできる時間を意識的に作ることが、胃の健康にもつながります。運動や趣味を取り入れるのもおすすめです。
  • 定期的な検査
    胃の不調を感じる方や、胃炎を繰り返す方は、定期的に内視鏡検査を受けて状態をチェックしましょう。


胃炎は「軽い不調だから」と放置すると、より重い疾患のリスクも高まります。

日々の生活の中で、自分の胃の声に耳を傾けることが予防の第一歩です。

 

 

まとめ


急性胃炎は、突然起こる胃のトラブルとして決して珍しくありません。
放置せず、早めに正確な診断を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。
暴飲暴食を避け、ストレスを溜め込まず、薬の使い方にも気をつけることで、胃を守ることができます。
もし少しでも「おかしいな」と感じたら、一度医師の診察を受けましょう。

東京新宿RENACLINICでは、内視鏡を用いた的確な検査と、症状や生活に合わせた丁寧な治療をご提供しています。

あなたの胃の健康、私たちがしっかりサポートします。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、
2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

 

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