大腸内視鏡 前日 食事ガイド これで検査成功!安心メニュー&注意点
「明日は大腸内視鏡検査…前日の食事って何を食べればいいの?」そんな不安を抱えていませんか?
普段は健康に良い野菜や海藻が逆にNGで、慣れないやわらかいメニューに戸惑う人も多いはず。検査の成功には、前日の“食べ物”が意外と重要なんです。
消化されず腸に残ったままだと、ポリープの見逃しや検査時間の延長につながることも。
この記事では検査前日・当日の食事や飲み物・トラブル回避法・当クリニックのサポート情報まで、わかりやすく丁寧に解説します。
東京新宿RENACLINICでも多くの患者さんにご案内している内容ですので、ぜひご活用ください!
目次
- なぜ“前日食事”が重要なのか?
- 前日に避けたい食品リスト
- おすすめ&NGメニュー大公開
- 当日と水分補給の注意点
- 失敗しないためのコツ&トラブル対処法
1. なぜ“前日の食事”が重要なのか?
大腸内視鏡検査では、腸壁をキレイに観察するため、前日の“腸内に残らない食事”が重要不可欠です。
食物繊維や脂質の多い食材は大腸で残りやすく、内視鏡カメラの視界を遮る原因になります。
実際、検査中に未消化の残渣が見つかると再検査や検査中断になるケースもあります。
検査3日前から前日にかけて特に 食物繊維や脂質を控えることで、下剤の効果を高め、理想的な排便が望めます。これによりスムーズな検査進行と精度がアップします 。
また、当日の検査時間が短くなれば、患者さんの身体的・精神的負担も軽減され、全体のストレスも少なくなります。前日の「何を」「いつまで」食べるか、しっかり理解しておきましょう。
2. 前日に避けたい食品リスト
検査前日の午後以降は、以下の食品を避けることが強く推奨されます
- 食物繊維の多い野菜・果物(ワカメ・きのこ・ナッツ・種のある果物など)
- 全粒粉・玄米・そば・雑穀パンなどの穀類
- 脂質の多い肉・加工肉、青魚、揚げ物
- 乳製品、豆類、こんにゃく、海藻
これらは消化されにくく、大腸内に長く残りやすいため、検査前日には一切NG。少量でも腸内に引っかかり、視界不良や検査中断の原因になります。
3. おすすめ&NGメニュー大公開
🍚 前日のおすすめメニュー
- 主食:白米、おかゆ、うどん、そうめん、白パン(ジャムやバターなし)
- 主菜:皮なしの鶏肉、白身魚、卵、豆腐、ちくわ、かまぼこ
- その他OK:バナナ、プリン、透明ゼリー、飴
🚫 NGメニュー例
- 辛味や脂味の強い料理、青魚、きのこ、海藻、ナッツ、スナック菓子、乳製品、野菜ジュース
例として「五分粥+ささみ蒸し+豆腐の味噌汁」や「素うどん+たらの煮付け+湯豆腐」などが理想的です。
新宿レナクリニックでは前日におすすめの検査食をご用意しております。食事内容に不安がある方は特に、検査食を召し上がっていただくことを推奨しております。
4. 当日と水分補給の注意点
検査当日は固形物は一切NGです。
脱水を避けるため、下剤服用中も水・白湯・薄めのスポーツドリンクなどによるこまめな水分補給は必須です。
カフェイン飲料、乳飲料、色付き飲料、果肉入りドリンクは避けてください。
また、下剤の服用スケジュールを守り、飲み残しや遅れがないように注意しましょう。
服用後は自宅で安静に過ごし、トイレにすぐ行ける環境を整えておくと安心です。
5. 失敗しないためのコツ&トラブル対処法
- 事前準備の徹底:便秘傾向のある方は前々日から脂質・食物繊維制限を開始してください 。
- 就寝時間の調整:前日の食事終了は原則20時〜21時までに済ませましょう。
- 緊急時対応:腹痛、過度の吐き気、下痢が続く場合はすぐに東京新宿RENACLINICまでご連絡ください。
万が一、観察不良で再検査が必要となった際には、日程や準備方法の見直しも丁寧にサポートします。
まとめ
前日の“消化に良い食事”が、大腸内視鏡検査のスムーズな進行と正しい結果に直結します。
東京新宿レナクリニックでは、検査前からアフターケアまで、一人ひとりに寄り添った専門的な支援をご提供しています。
不安なことや質問等はお気軽にご相談下さい。
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。