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下痢で鮮血の血便?その原因と対処法を徹底解説!

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下痢で鮮血の血便?その原因と対処法を徹底解説!


下痢が続いてトイレで…あれ?赤い…。それ、ただの下痢じゃなくて
鮮血の血便かもしれません。

一気に不安になりますよね。「下痢で血便って、何か怖い病気?」と思うかもしれませんが、実は痔や感染性腸炎、虚血性腸炎など意外と身近な原因でおこることもあります。

とにかく大切なのは、「色・量・回数・痛み・熱があるかどうか」などを冷静に観察し、適切に対処することなのです。

 

目次

  1. 下痢+鮮血便が出るときに考えられる疾患
  2. 血便の色別サインと意味
  3. 鮮血の血便が出たときの対処法と注意点
  4. 病院に行くべき症状とは?検査のすすめ
  5. 自宅でできるセルフケア&生活改善法

1. 下痢+鮮血便が出るときに考えられる疾患

下痢と鮮血の組み合わせが出たら、以下のような疾患が疑われます

 

  • 大腸憩室出血・大腸ポリープ・大腸がん:憩室は突然の大量出血を、大腸がんやポリープは鮮血便や下痢を伴うことがあります
  • 虚血性腸炎:中高年に多く、激しい腹痛と下痢・鮮血便がセット。左下腹部の痛みも特徴的です。
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病:血便や粘液の混じった下痢が続く。発熱や体重減少も起こることがあります。
  • 痔(内痔核・裂肛):痛みが少ないことも多く、下痢便が肛門を傷つけて鮮血便になるケースが多いです。
  • 感染性腸炎:細菌感染(O157・サルモネラ・カンピロバクターなど)では、水様便や激しい腹痛、発熱を伴い、血便になることもあります。


まずは原因を絞るため、痛み、発熱、排便パターンをしっかりチェックすることが重要です。

2. 血便の色別サインと意味

血便の色は出血部位のヒントになります 

  • 鮮血便(赤):肛門や直腸近くからの出血。痔や裂肛、大腸の炎症性疾患などが多い。

  • 暗赤〜赤黒色便:大腸の奥からの出血。大腸がん、虚血性腸炎、炎症性疾患など。

  • 粘血便:潰瘍性大腸炎・クローン病、アメーバ腸炎などで粘液と血が混ざる。

  • タール便(黒色便):上部消化管(胃・十二指腸)での出血。潰瘍やがんなど。

ただし色だけで判断せず、下痢・腹痛・熱・粘液などの併発症状と合わせて見ることが必要です。

3. 鮮血の血便が出たときの対処法と注意点

💡まず、慌てずに以下を実施してください

  1. 便の状態を記録:色・量・粘液の有無・回数・痛み・発熱をノートや写真に収めましょう。
  2. 水分補給と整腸:電解質入り飲料&整腸剤がおすすめ。激しい下痢には脱水予防が重要です。
  3. 安静&消化に良い食事:脂っこいもの、刺激物は避け、小分け食が良いとされています。
  4. 坐浴やぬる湯入浴:肛門の血流改善と刺激緩和に有効です。
  5. 市販の止血薬や軟膏:痔や裂肛が原因なら一時的に症状を緩和できます。

 

⚠️注意点

熱がある、激しい腹痛、大量の鮮血が続く、黒色便が出る、体重減少などはすぐ医療機関を受診しましょう!

特に虚血性腸炎や感染性腸炎、がんの可能性が考えられます。東京新宿レナクリニックでは、消化器外来で対応可能です。

4. 病院に行くべき症状とは?検査のすすめ

以下のサインがあれば、なるべく早く受診・検査をしましょう

  • 頻回の鮮血便・激しい腹痛
  • 発熱・体重減少・全身倦怠感
  • 黒色便やタール便
  • 便潜血検査が陽性
  • 40歳以上で定期的な大腸内視鏡未受診

検査フローは

  1. 問診・問診ノートチェック
  2. 血液検査(炎症・貧血)
  3. 内視鏡検査(胃カメラ/大腸カメラ)
  4. CTや超音波による画像診断

痔や軽度感染なら外来治療でOK。重症や腫瘍が見つかったときはより精密な治療に。

東京新宿RENACLINICでは、消化器・内視鏡専門医が診療から検査まで一貫ケアします。

5. 自宅でできるセルフケア&生活改善法

自宅でのケアが回復と再発予防に役立ちます

  • 規則正しい食事と水分:食物繊維や発酵食品で便通を整え、脱水対策。
  • ストレス対策・運動:腸の緊張を緩和し自律神経を安定化。軽い運動や深呼吸がおすすめ。
  • 体を温める習慣:ぬる湯入浴や温タオル、カイロで血行促進。腸活動にも好影響。
  • 排便姿勢と習慣の見直し:いきみすぎない、トイレタイムはリラックス、スマホ長時間はNG。
  • 坐浴・温水洗浄便座(ぬるま湯):排便後の清潔ケアと肛門血流改善に◎

これらにより、回復と症状予防がスムーズになります。

まとめ

下痢に鮮血が混ざった血便は、不安に感じる方も多いですが、原因は多岐にわたり、痔や感染性腸炎など軽度のものから、虚血性腸炎や炎症性腸疾患、大腸がんまでさまざまです。

色・頻度・痛み・発熱などをチェックし、適切なタイミングで医療機関を受診することが重要。

まずは水分補給・整腸・安静・坐浴などのセルフケアを行い、症状が強い場合は東京新宿RENACLINICでは消化器専門医が迅速に検査・診療を行います。

あなたの不安に寄り添い、原因を見極め、安心できるサポートを提供します。どうぞお気軽にご相談ください。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

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