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「下痢の時の口渇感」に効く水分補給法を解説!

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「下痢の時の口渇感」に効く水分補給法を解説!


「下痢が続くと喉が渇く…これ、普通?!」そんな経験、ありませんか?

実は下痢による口渇感は体からのSOS。水分と塩分がどんどん失われて、ただの“渇き”じゃ済まなくなることもあります。

そこで今回は「なぜ下痢でこんなに喉が渇くのか?」「どうしたら楽になるのか?」を解説していきます。正しい水分補給&飲み物選びをすれば、下痢のツラさも軽くなります!

さあ、知っておいて損はない“対策のコツ”を確認していきましょう!

 

目次

  1. 下痢で口渇感が生まれる仕組み
  2. 危険なのはここ!脱水のサイン
  3. 口渇感に効く飲み物ベスト5
  4. よくあるNGドリンクとその理由
  5. 下痢の時に心がけたい生活習慣

1. 下痢で口渇感が生まれる仕組み

下痢をすると腸から水分や電解質(塩分など)が大量に失われます。

これは下痢便に水分が含まれるためで、体内の水分バランスが崩れることで「渇き」を引き起こします。

 

生理学的には、血液量が減少して血圧が下がり、腎臓がセンサーとして反応、さらに体内の浸透圧が高まると脳の渇き中枢が刺激されて強い口渇感を感じさせます。

これは生体の「体液を守って!」というアラートです。

 

つまり、下痢による口渇感は体が“失われた水分・塩分を早く補って!”と訴えているサインなのです。

そのため、放置すると脱水や電解質不均衡といった深刻な事態を招く危険性があります。

2. 危険なのはここ!脱水のサイン

脱水が進むと、ただの喉の渇きでは終わりません。

典型的な兆候としては、尿量減少・尿が濃くなる・めまいや立ちくらみ・倦怠感・頭痛などがあります。

特に高齢者や子どもは、喉の渇きに気付かず脱水が重症化しやすいので注意が必要です。

 

さらに危険なサインとしては、口や唇の極度の乾燥、尿が出ない、意識の混濁、頻脈などがあり、これは重度の脱水状態です。

すぐに医療機関の受診が必要です。東京新宿レナクリニックでは、検査以外の体調管理も重要視しています!

3. 口渇感に効く飲み物ベスト5

下痢時には「水分+電解質+吸収しやすさ」を兼ね備えた飲み物がおすすめです。

 

  • 経口補水液(ORS):ナトリウムと糖が絶妙バランスで、吸収がよく水分補給には最適。WHOでも推奨されています。
  • 薄めたスポーツドリンク:水で2倍くらいに薄めると、糖分過剰を抑えつつ電解質補給が可能です。
  • 薄いブロス(野菜・鶏ガラスープ):塩分に加え、温かくて飲みやすい。
  • 麦茶やほうじ茶(ノンカフェイン):カフェインが少ないので利尿されにくく、水分補給向き。
  • 経口補水ゼリー・アイス:固形タイプでゆっくり摂れるので、飲み込みに不安がある人にもおすすめ。

 

これらをこまめに・ゆっくり摂取すれば、脱水リスクを減らしつつ口渇感対策ができます。

4. よくあるNGドリンクとその理由

逆にNGなのが以下の飲み物です。

 

  • コーヒー・紅茶などカフェイン飲料:利尿作用があるため、脱水を加速させる危険があります。
  • 乳製品(牛乳・ヨーグルト):乳糖不耐症の方は下痢を悪化させるリスクとなります。
  • 砂糖たっぷりのジュース・清涼飲料水:高糖が腸に水分を引き寄せ、下痢を悪化させる「浸透圧性下痢」を起こす恐れがあります。
  • アルコール類:単なる利尿作用だけでなく、胃腸にも刺激になり脱水→下痢悪化のループに陥ります。

「なんとなく健康に良さそうだから…」と手を出すと逆効果。特に甘いジュースは味覚には優しくても下痢を起こした体には良くないので避けた方が無難です。

5. 下痢の時に心がけたい生活習慣

飲み物はもちろん、生活習慣にも配慮しましょう。

  • こまめ&少量ずつ水分摂取:一気に飲むと腸に負担がかかりやすいため。

  • 温かい飲み物を選ぶ:腸を温めると緩和効果も期待できます。

  • 食事はBRAT食(バナナ・お粥・りんごソース・トースト)中心に:消化に優しく栄養補給も可能です。

  • 安静にして休む:激しい動きやストレスは腸に負担がかかります。

  • 入浴・激しい運動は控える:体幹が冷える&発汗による脱水を避けるため。

東京新宿RENACLINICでは、検査以外の症状相談も受け付けています。

まとめ

下痢時の口渇感は体からのSOSサイン。

「水分+塩分+吸収しやすさ」を考えた飲み物選びをし、少量ずつこまめな摂取と生活習慣の見直しが重要です。

カフェインや砂糖たっぷりの飲料は避け、経口補水液や薄味スープを積極的に選びましょう。

もし尿量が減ったり、めまいや疲労感が強くなった場合は重度脱水の可能性も。迷ったときには気軽にご相談ください。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

 

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