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胃の検査、バリウムと胃カメラはどっちが正解?医師の本音と正しい選び方

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胃の検査、バリウムと胃カメラはどっちが正解?医師の本音と正しい選び方

 

健康診断の季節になると、「胃カメラかバリウム、どっちを選べばいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
どちらも「胃の検査」ですが、実は仕組みも精度も大きく異なります。
医師からすると、正直どちらが推奨されるかは明白です。
この記事では、検査方法の違いやメリット・デメリット、実際に医療の現場で選ばれている方法について解説します。

 

目次
1. バリウム検査ってどんなもの?
2. 胃カメラ検査のメリットと苦しくない工夫
3. 医師が「胃カメラ」をすすめる理由
4. 自分に合った検査の選び方
5. 東京新宿RENACLINICの内視鏡検査の特徴

 

 

1. バリウム検査ってどんなもの?

 

バリウム検査は、正式には「上部消化管X線検査」と呼ばれ、バリウムという造影剤を飲んだうえでX線を使って胃の形や動きを調べる検査です。
検査中に台の上で身体を回転させたり、ゲップを我慢したりと、独特の手順が必要です。

 

最大の特徴は、胃の粘膜の表面を「輪郭」として写し出すということです。
大きな潰瘍や進行がんがある程度見つかる反面、初期の小さな病変は見逃されることも少なくありません。
また、異常が見つかっても、 診断確定には結局「胃カメラ」が必要になるケースも多いのが現状です。

 

さらに、バリウム検査の後は腸閉塞を防ぐために下剤を飲む必要があり、便秘になりやすい人や高齢者には注意が必要です。

バリウム検査は比較的短時間で済みますが、精度や安全性、後の検査の必要性まで考慮すると、あくまでスクリーニング(ふるい分け)目的の検査と考えるべきです。

 

 

2. 胃カメラ検査のメリットと苦しくない工夫

 

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、先端にカメラが付いた細いスコープを口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察する検査です。
最大の強みは、「直接見て確認できる」ことにあります。

胃の粘膜の色や質感、出血やびらん、ポリープなどの細かい異常を、医師の目で正確に見分けることができ、必要があればその場で組織を採取(生検)することも可能です。
バリウムでは見落とされがちな早期がんの発見にもつながります。

 

「胃カメラは苦しい」というイメージを持っている方も多いですが、近年は鎮静剤を使った“眠っている間に終わる”ような検査も一般的になってきています。
また、鼻から入れる経鼻内視鏡は口からよりも嘔吐反射が起きにくく、快適に受けられるという声もあります。

 

時間としては5〜10分程度。
検査後の休憩時間を含めても短時間で終わり、検査当日に医師から結果説明が受けられることも多いのがメリットです。
定期検診や症状のある方には、安心して受けていただきたい検査です。

 

3. 医師が「胃カメラ」をすすめる理由

もし「医師自身が胃の検査を受けるならどちらを選ぶか?」と尋ねられたら、多くの医師は迷わず「胃カメラ」と答えるでしょう。
なぜなら、 診断の精度と信頼性が段違いだからです。

 

胃カメラは、バリウムのような間接的な画像ではなく、リアルタイムで粘膜の状態を直接確認できます。
炎症、潰瘍、ポリープ、がんなどの早期兆候を見逃さずに捉えることができ、即座に組織検査を行うことで正確な診断へとつなげられます。

 

一方で、バリウムはあくまで「異常があるかどうかをざっくり調べる」検査です。
たとえ異常が見つかっても、診断確定や治療の方針決定には、最終的に胃カメラが必要となるケースが多いのが現実です。
つまり、 最初から胃カメラを選ぶ方が、時間的にも精神的にも負担が少ないということです。

また、検査後すぐに診断や治療の提案が可能な点も大きなメリットです。
東京新宿RENACLINICでは、鎮静剤を使用した快適な内視鏡検査を提供しており、初めての方でも安心して受けていただける体制を整えています。

 

 

4. 自分に合った検査の選び方

検査を受ける上で大切なのは、「自分の体調やリスクに合った方法を選ぶこと」です。

年齢、症状、家族歴などによって最適な検査は異なります。

 

例えば、胃の不調がある方や、ピロリ菌感染歴がある方、がん家系の方などは、精密な観察が可能な胃カメラの方が適しています。
一方で、まったく症状がない健康な若年層で、まずは簡単なチェックをしたいという場合には、バリウムを選ぶ選択肢もあり得ます。

 

ただし、多くの市町村が実施する胃がん検診でも、近年はバリウムから胃カメラへの移行が進んでおり、全国的に胃カメラが主流になりつつあります。

また、胃カメラは一度受けておけば、その後の経過観察にも役立ちますし、「異常なし」の結果であれば安心感も大きくなります。
症状がないからといって検査を後回しにせず、一度は受けてみることをおすすめします。

 

5. 東京新宿RENACLINICの内視鏡検査の特徴

 

東京新宿RENACLINICでは、内視鏡検査をできるだけ快適かつ安心に受けていただけるよう、以下のような体制を整えています。

• 鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を終える「無痛内視鏡検査」
• 嘔吐反射が少ない「経鼻内視鏡」にも対応
• 高性能な内視鏡システムを導入し、微細な病変も見逃さない診断力
• 経験豊富な医師による丁寧な検査・結果説明
• 平日はもちろん、土曜日も検査可能で、忙しい方にも配慮

 

胃の不調が気になる方、健診で再検査になった方、または「何も症状はないけれど将来が不安…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
内視鏡検査の不安や疑問にもしっかりお応えいたします。

 

 

まとめ:自分が選ぶなら、迷わず「胃カメラ」です

胃の検査を考えるなら、「バリウム」か「胃カメラ」かという選択に悩むのは当然です。
しかし、正確性や発見力、安全性を重視するなら、答えは明確です。
おそらく、医師でバリウムを選ぶ方はほとんどいないでしょう。

 

「苦しそう」と感じていた胃カメラも、今では快適に受けられる工夫が進んでいます。
検査結果をその場で確認し、安心して今後の健康管理に役立てられるのも大きな利点です。
東京新宿RENACLINICでは、患者さま一人ひとりに合わせた最適な検査方法をご提案しています。

どうぞお気軽にご相談ください。


監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、
2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

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