「ただの腹痛」では済まされない?──見逃してはいけない腹痛・下腹部痛のサイン

COLUMN コラム

「ただの腹痛」では済まされない?──見逃してはいけない腹痛・下腹部痛のサイン

投稿日: 2025.10.20 更新日: 2025.10.20

腹痛は日常的な症状のひとつですが、時に命に関わる疾患が隠れていることも。
特に「いつもと違う痛み」や「下腹部の鈍痛」が続く場合、専門的な診察が必要になることもあります。

この記事では、腹痛の種類や主な原因、性別による違い、検査・治療の流れを分かりやすく解説します。

 

目次

  1. 腹痛のタイプを知ろう
  2. 下腹部痛の原因と見極め方
  3. 性別によって異なる要因
  4. 病院に行くべきサインとは?
  5. 東京新宿RENACLINICの診療体制

1. 腹痛のタイプを知ろう

腹痛は痛みの種類によって、大きく3つに分類されます。

  • 内臓痛:鈍く広がるような痛み。便秘や過敏性腸症候群(IBS)などが原因。
  • 体性痛:刺すような鋭い痛みで、場所がはっきりしている。虫垂炎や胆石症などに多い。
  • 関連痛:内臓の不調が、肩や背中など別の部位に現れるケース。

痛みの性質を正しく理解することで、病気の早期発見につながります。

2. 下腹部痛の原因と見極め方

下腹部には消化器・泌尿器・生殖器が集中しており、痛みの原因は多岐にわたります。

▶ 主な原因

  • 右下腹部:虫垂炎、右側の尿路結石、卵巣出血
  • 左下腹部:大腸憩室炎、便秘、左側の卵巣疾患
  • 中央部:膀胱炎、IBS、前立腺炎(男性)

痛みの位置や出方、発熱や排尿異常などの症状を合わせて考えることで、原因の特定がしやすくなります。

3. 性別によって異なる要因

下腹部痛の原因は、性別によっても異なります。

▼ 男性に多い疾患

  • 前立腺炎:排尿時の痛み、会陰部の不快感

  • 尿道炎・精巣の炎症:精巣の腫れ、下腹部痛を伴うことも

▼ 女性に多い疾患

  • 子宮内膜症・子宮筋腫:月経に関連した痛みや不正出血

  • 卵巣嚢腫:無症状から激しい痛みまで幅広い

  • 子宮外妊娠:妊娠初期の激しい片側の痛みは要注意

▼ 共通の疾患

  • 大腸がん:下血を伴う場合は要注意
  • 虚血性腸炎:下血を伴う

性別を考慮した診察が、正確な診断には欠かせません。

4. 病院に行くべきサインとは?

「しばらく様子を見よう」と思っているうちに、病状が悪化してしまうケースもあります。


以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

  • 突然の激しい腹痛、または徐々に悪化する痛み
  • 発熱・悪寒・嘔吐などを伴う
  • 血尿・血便・黒色便が出る
  • 排尿時の違和感や頻尿
  • 月経とは関係ない出血(女性)

市販薬で一時的に症状が治まっても、根本的な解決にはなりません。

5. 東京新宿RENACLINICの診療体制

当院では、腹痛や下腹部痛で来院される患者様に対し、丁寧かつ迅速な対応を心がけています。

診療の流れ

  1. 丁寧な診察

  2. 必要に応じて検査を実施
     - 胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)
     - 腹部エコー
     - 血液・尿検査

  3. 診断後は、治療+生活改善のアドバイスも実施

WEB予約や当日受付にも対応しており、忙しい方でも安心して受診いただけます。

まとめ

腹痛や下腹部痛は一時的な不調だけでなく、放置すれば命に関わる病気のサインである可能性もあります。 痛みの種類や部位、性別、伴う症状をもとに、適切なタイミングでの受診を心がけましょう。「いつもの痛みと違う」「我慢できるけど不安」
そんな時こそ、どうぞお気軽にご相談ください。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

 

ブログ一覧へもどる
RESERVEWEB予約 RESERVELINE予約 WEB問診 採用情報
pagetop
FORM 事前WEB問診 RECRUIT 採用情報 TOP