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食欲不振の原因とは?ご飯が進まないあなたへ

COLUMN コラム

食欲不振の原因とは?ご飯が進まないあなたへ

最近「ご飯を食べたい気持ちがなくて…」と感じたことはありませんか?

なんとなく食べる気が起きない、量がいつもより少ない、そんな“食欲不振”は誰にでもあり得ます。

ちょっと疲れてるだけかな?と軽く考えていても、放っておくと体力低下や栄養不足、心の不調につながることも。

この記事では、「食欲不振」の主な原因から、自宅でできる対処法、どんな時に医療機関へ相談すべきかまで、わかりやすく解説していきます。

 

目次

  1. 食欲不振ってそもそも何?
  2. 原因をチェック!病気と心の両面から
  3. 今日からできる食欲改善の工夫
  4. このサインが出たら受診を検討!
  5. まとめと当院からのメッセージ

1. 食欲不振ってそもそも何?

食欲不振とは、毎日の食事量がいつもより減ったり、食べ物に興味がなくなる状態を指します。

単に「お腹が空かない」から食べない、というレベルなら自然なこともありますが、目安として1週間以上にわたる食欲減退や、普段なら食事する時間に食べられなくなる場合注意が必要です。

 

たとえば、環境の変化(季節の変わり目や慣れない環境)、仕事や生活リズムの影響、ストレスなどでも食欲は左右されます。

一方で、消化器の病気や慢性疾患、ホルモンバランスの乱れが原因となる場合もあり、この場合は放置すると体重減少や貧血、体力低下などのリスクが高まります。

つまり「食欲がない」と感じたら、まず自分の状態をチェックすることが重要です。

2. 原因をチェック!病気と心の両面から

食欲不振が数日で終わらず、長引く場合には様々な原因が考えられます。大きく分けると「身体的要因」と「精神的要因」の両方を検討する必要があります。

【身体的要因】
自律神経の乱れによる胃腸機能低下、胃炎・胃潰瘍・消化管の感染症、甲状腺機能低下症や肝臓・腎臓疾患、慢性炎症やがんなども食欲不振を引き起こします。

また、高齢者や内服薬の影響も見落とせません。

 

【精神的要因】
ストレス、抑うつ、不安障害などの心理的ストレスや精神的な疲れは、食欲に大きく影響します。特に過労や人間関係、生活リズムの乱れが続く状態では、心と身体がチャージ不足になり、食欲が失われがちです。

原因がわからないまま放置すると、症状が慢性化し、回復しにくくなることもあります。身体面と心の両方からアプローチすることが大切です。

3. 今日からできる食欲改善の工夫

食欲を少しでも戻すために、日常生活に取り入れやすい工夫をご紹介します。

  1. 食事の工夫
    小さめに分けた食事を一日3回+間食で少しずつ摂取することや、彩りや香りを意識した食事にすることで食べやすくなります。また、スープ類やおかゆ、具材を減らしたリゾットなど消化しやすい形状がおすすめです。
  2. 規則正しい生活リズム
    睡眠時間を確保し、毎日同じ時間に起きて、朝食を食べることで体内リズムと食欲リズムを整えます。
  3. 軽い運動や太陽の光を取り入れる
    ウォーキングやストレッチを日常に取り入れると、食欲と睡眠の質が回復しやすくなります。朝日を浴びる習慣もおすすめです。
  4. ストレスケア
    深呼吸やお風呂、好きな音楽や趣味でリラックスする時間を大切にしてください。心を休ませる時間が、身体の回復を促します。

4. このサインが出たら受診を検討!

以下のような症状がある場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

  • 食欲不振が2週間以上続く
  • 著しい体重減少がある
  • 持続的な倦怠感や貧血症状がある
  • 発熱や腹痛、嘔気・嘔吐がある
  • 便通の異常や血便がある
  • 精神的ストレスやうつっぽさが強い
  • 基礎疾患がある、内服薬の影響が考えられる
  • 40代以降で、初めての症状や慢性化している場合

これらのサインは、消化器疾患や代謝ホルモン異常、感染症、精神的な問題など、速やかな対応が必要な可能性があります。

東京新宿レナクリニックでは、専門医による診察と検査で、症状の背景を丁寧に見極めています。

まとめと当院からのメッセージ

食欲不振は、単なる疲れやストレスによるものかもしれません。しかし、長引く場合には体内で重大なトラブルが進行している可能性もあります。まずは食事・睡眠・運動・ストレスケアなど生活パターンを見直し、小さな工夫を始めてみてください。改善が見られない、体重が減り続ける、身体や心の不調を感じる場合は、早めに医師に相談することで回復が期待できます。

東京新宿RENACLINICでは、専任の管理栄養士が食欲不振の背景に隠れる身体と心の状態を見極め、最適な検査・治療をご提案しています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

 

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