胃癌初期の痛みは“みぞおち”だけ?知っておきたい初期症状と見逃さないコツ

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胃癌初期の痛みは“みぞおち”だけ?知っておきたい初期症状と見逃さないコツ

投稿日: 2025.11.28 更新日: 2025.11.17

「最近みぞおちが痛いけど、これって胃癌のサイン?」「胃もたれやチクチクする痛みが続くけど、ただの胃炎かな?」

そんな不安を感じたことはありませんか。
胃癌の初期は、自覚症状がほとんどないことが多いですが、実は“みぞおちの違和感”として現れることもあります。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれで、「痛い=胃癌」とは限りません。
今回は、「胃癌初期に痛みは出るのか?」「みぞおちの痛みだけでも注意が必要か?」をテーマに、胃の仕組みや検査方法も含めて、わかりやすく解説します。

 

目次

  1. 胃癌初期に痛みはある?自覚症状の特徴
  2. みぞおちの痛みが起きる理由と他の病気との違い
  3. 痛みが続くときに受けるべき検査
  4. 胃癌を早期発見するためのポイント
  5. まとめ

1. 胃癌初期に痛みはある?自覚症状の特徴

胃癌は、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍です。
初期のうちは粘膜内にとどまり、神経への刺激が少ないため、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
しかし、がんが少しずつ進行して粘膜下層まで達すると、次のような軽い症状が出ることがあります。

  • みぞおちの鈍い痛み・不快感
  • 胃もたれ、胸やけ
  • 食欲がない
  • 食後の膨満感

これらの症状は胃炎や胃潰瘍と区別がつきにくく放置されがちですが、痛みが「軽いから大丈夫」と思っても、長引くようであれば注意が必要です。

2. みぞおちの痛みが起きる理由と他の病気との違い

「みぞおち」とは、肋骨の下にある上腹部中央の部分で、胃がちょうど位置しています。
この部位の痛みは、胃そのものの不調だけでなく、他の臓器からの影響で起こることもあります。

胃癌による痛みの特徴

初期段階では「チクチク」「キリキリ」「重たい感じ」といった鈍い痛みが多く、明確な発作のような痛みはまれです。
進行すると、食後に痛みが強くなったり、背中にまで広がったりすることがあります。

他の病気との違い

疾患名

主な痛みの特徴

その他の症状

胃炎

食後・空腹時のチクチク痛

胸やけ、吐き気

胃潰瘍

食後の強い痛み

吐血、黒い便

胆石症

右上腹部~みぞおちの激痛

発熱、黄疸

逆流性食道炎

胸のつかえ、喉の違和感

酸っぱいゲップ

このように、みぞおちの痛みの原因はさまざまですが、慢性的な痛みや違和感が続く場合は、胃癌の可能性も否定できません。
痛みが数週間以上続く場合や、食事と関係なく出る場合には、早めに内視鏡検査を受けましょう。

3. 痛みが続くときに受けるべき検査


「みぞおちの痛みが続く」「胃もたれが取れない」といった症状がある場合、最も有効なのが胃内視鏡検査(胃カメラ)です。

胃カメラ検査でわかること

  • 胃の粘膜の炎症・潰瘍・ポリープの有無
  • がんの早期病変(数ミリ単位)
  • 出血や色調の変化などの微細な異常

バリウム検査では平坦ながんが見逃されることがありますが、胃カメラは直接観察できるため、初期胃癌の発見に極めて有効です。
また、怪しい部分があればその場で生検(組織検査)が行えます。

東京新宿レナクリニックでは、鎮静剤を使用し、ほとんど眠った状態で検査が受けられる「苦しくない内視鏡検査」を行っています。
検査への不安が強い方や、過去につらい経験がある方にも安心して受けていただけます。

4. 胃癌を早期発見するためのポイント

胃癌を早期に見つけるには、定期的な検査と日常の小さな変化に気づくことが大切です。

早期発見のコツ

  1. 健康診断で異常があれば放置しない
  2. 胃もたれや痛みが2週間以上続いたら受診
  3. ピロリ菌感染の有無を確認
  4. 年に1回は胃カメラ検査を受ける

 胃癌のリスクを上げる生活習慣

    • 塩分の多い食事
    • 喫煙・多量の飲酒
    • 野菜・果物の摂取不足
    • ストレスや不規則な生活

 


これらを避けることで、胃癌発症リスクを下げることができます。

特にピロリ菌を除菌することで、胃癌発症率が最大で3分の1以下に減少すると報告されています。

5. まとめ

初期胃癌では、はっきりとした痛みが出ないことが多いですが、みぞおちの不快感や鈍い痛みとして現れる場合もあります。 その症状は胃炎や胃潰瘍と似ているため、自己判断で放置してしまう方も少なくありません。
しかし、胃癌は早期に見つけることで、内視鏡による治療で完治が目指せる病気です。
東京新宿レナクリニックでは、最新の内視鏡設備を用いた胃癌検査を行い、鎮静下での快適な検査にも対応しています。
「最近みぞおちが痛む」「胃の調子がずっと悪い」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

参考文献

  1. Correa P et al. “Helicobacter pylori and gastric carcinogenesis: A model for cancer prevention.” Nature Reviews Cancer, 2013.
  2. Choi IJ et al. “Screening for gastric cancer in Korea: evidence-based recommendations.” Gut and Liver, 2020.
  3. Hamashima C. “Benefits and harms of endoscopic screening for gastric cancer.” World Journal of Gastroenterology, 2016.
  4. Yao K et al. “Magnifying endoscopy for diagnosing early gastric cancer.” Digestive Endoscopy, 2014.
  5. Miki K. “Gastric cancer screening using the serum pepsinogen test method.” Gastric Cancer, 2006.
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