「うわ、なんか急に熱出たし、お腹も痛い…」って、そんな経験ありませんか?
特に季節の変わり目や旅行帰り、疲れが溜まってるときなんかに起こりがち。発熱と下痢が同時に来ると、「何か重い病気だったらどうしよう…」と不安になりますよね。
でも慌てなくて大丈夫。
東京新宿レナクリニックでもよく相談を受けるこの症状、正しい対処法と見極めのポイントを知っておけば、安心して対応できます。
今回は、発熱と下痢の原因から自宅ケア、受診の目安までしっかりお伝えします!
目次
- 急な発熱と下痢の主な原因とは?
- 自宅でできる応急処置と過ごし方
- どんなときに受診すべき?見逃しちゃいけないサイン
1. 急な発熱と下痢の主な原因とは?
突然の発熱と下痢。この組み合わせには、さまざまな原因がありますが、まず一番多いのが「感染性胃腸炎」です。
これはウイルスや細菌が体内に入って炎症を起こすことで発症します。特にノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルス、カンピロバクターといった原因が多く見られます。
ウイルス性のものは冬に、細菌性のものは夏に多く、食べ物や水から感染することも。特に外食や旅行先で何か心当たりがあれば要注意です。また、免疫力が下がっているときや体が疲れているときは、こうした感染にかかりやすくなります。
一方で、ストレスや生活習慣の乱れ、薬の副作用などによって下痢や発熱が出る場合もあります。たとえば抗生物質を飲んだ後の腸内環境の乱れや、暴飲暴食による消化不良も一因です。
大切なのは、「何が原因か」を冷静に見極めること。東京新宿RENACLINICでは、発症の経緯や食事歴、症状の内容から丁寧に原因を探り、必要に応じて検査も行っています。急な症状に不安を感じたら、まずは体調の変化を記録してみましょう。
2. 自宅でできる応急処置と過ごし方
急な発熱と下痢が起こったとき、自宅でできるケアはとても大切です。まず第一に優先すべきは、「水分補給」。
下痢や発熱で体の水分と電解質が失われると、脱水症状に繋がります。経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンク、味噌汁、スープなどを少しずつこまめに摂るのがポイントです。
嘔吐がある場合は、無理に飲まず、30分ほど休んでから少量ずつ再開しましょう。氷をなめるだけでも効果的です。
次に「安静にすること」。無理して仕事や外出を続けると、回復が遅れてしまいます。特に熱がある場合はしっかり睡眠をとることが重要です。
食事は無理にとらず、消化の良いものから少しずつ戻していくのが基本です。おかゆ、うどん、リンゴのすりおろしなどがオススメ。脂っこいものや冷たい飲み物、アルコールはNGです。
また、「止痢剤」などを使いたくなるかもしれませんが、感染性の下痢の場合、無理に止めると体の中のウイルスや菌を出しきれず、逆効果になることも。安易に市販薬を使わず、症状が続く場合は早めに医師の診察を受けましょう。
3. どんなときに受診すべき?見逃しちゃいけないサイン
自宅で安静にしていても、「このまま様子見で大丈夫かな…」と不安になること、ありますよね。以下のような症状がある場合は、早めに医療機関の受診を検討してください。
- 下痢が1日に3回以上続く・3日以上治らない
- 高熱(38.5℃以上)が2日以上続く
- 嘔吐が頻繁、または水分が摂れない
- 血便や黒い便が出る
- お腹の激しい痛みや、張りが続く
- 顔色が悪く、ぐったりしている・反応が鈍い
これらは脱水や感染症の重症化のサインかもしれません。また、乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方の場合、症状が軽くてもリスクが高いため、早めの受診が大切です。
「なんか気になるけど、病院に行くほどではないかも…」と思っても、そうした直感は意外と当たります。迷
ったときは、オンライン診療も一つの手です。東京新宿RENACLINICでは、対面診療はもちろん、オンラインでも丁寧な問診とアドバイスを行っています。
不安を抱え込まず、気軽にご相談ください。
まとめ
急な発熱と下痢は、体からの「休んでほしい」というサインかもしれません。感染性胃腸炎などが主な原因であることが多いですが、他の疾患や体調不良の一環である可能性も。大切なのは、正しく水分補給を行い、無理をせず安静にすること。そして症状が長引いたり強くなるときは、ためらわず受診しましょう。東京新宿RENACLINICでは、あなたの「ちょっと不安」に応える診療を心がけています。
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。