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温泉で“うっ血ケア”!内痔核にやさしい入浴法とは?

COLUMN コラム

温泉で“うっ血ケア”!内痔核にやさしい入浴法とは?

お尻のポコっとしたコブ…それ、内痔核かも?気になるけど病院はちょっと…という方も多いのでは。

そんなあなたに朗報!ぬるめのお湯にゆっくり浸かるだけで、血流が改善して“うっ血”が緩和されるって知ってました?

実は“湯船につかる”ってセルフケアとしてかなり有効。さらに、泉質や入浴時間を調整すると、その効果はもっとアップします。

もちろん、間違った入り方には注意が必要!今日は“内痔核と温泉の効果”を軸に、スマートな入浴術をわかりやすく解説します。

 

目次

  1. なぜ温泉が内痔核に効くの?
  2. 血流改善に効く入浴のポイント
  3. 内痔核におすすめの入浴法と注意点
  4. 温泉選びのコツ&泉質別効果
  5. 日常生活でもできる温浴セルフケア

1. なぜ温泉が内痔核に効くの?

内痔核は肛門周囲の静脈がうっ血・拡張してできる症状で、血流改善が症状抑制のカギになります。

湯船につかると、皮膚や筋肉が温まり、毛細血管が拡張、血流が促進されるため、うっ血が和らぐのです。

 

また、水圧と浮力により浮腫が軽減され、筋肉の緊張がほぐれて肛門括約筋がリラックスします。

これにより静脈への圧力が減り、腫れや違和感が和らぎやすくなります

 

さらに、副交感神経が優位になるリラックス効果も大きいと考えられています。一日のストレスが減ることで腸の蠕動運動が穏やかになり、便秘予防にもつながります。

定期的な温浴が血流と自律神経バランス改善に寄与するのです。

 

内痔核においては、痛み・出血・腫れを軽減するための“うっ血ケア”と“便通安定”が重要となりますが、温泉はその両方に効果のあるセルフケアとなります。

2. 血流改善に効く入浴のポイント

温泉や入浴で内痔核ケアを行う際は、以下のポイントが重要です。

  • 温度は38〜40℃のぬるめ
     高温は体への負担や血圧上昇を招き、うっ血悪化のリスクも。38〜40℃で10〜15分程度の入浴が理想です

  • 全身浴 or 半身浴
     水圧と浮力は半身浴でも得られます。ゆったりと胸より上まで浸かると、肛門周囲だけでなく全身の循環改善に◎。

  • 入浴前後の清潔ケア
     排便後は優しく温水で洗浄し、刺激の少ない拭き方を。こすらず、優しくケアすることで症状悪化を防ぎます 。

これらのポイントを守ることで、温泉は内痔核対策に“最高の味方”となります。

3. 内痔核におすすめの入浴法と注意点

【内痔核におすすめの入浴法】

  • 坐浴:湯船に腰まで浸かる。10〜15分程度で括約筋がゆるみ、出血や腫れの軽減が見込めます

  • ぬる湯全身浴/半身浴:38〜40℃の湯に10〜15分。浮力による負担軽減と浮腫の改善が期待できます

【注意すべき入浴法】

  • 熱湯・長湯はNG:42℃以上や30分以上の高温浴は逆効果。うっ血や血圧上昇、皮膚ストレスの恐れがあります。

  • 患部への強刺激回避:強い水流やごしごし洗いはNG。優しい洗浄と拭き取りを心がけてください。

  • 炎症・膿瘍時の逆効果:内痔核の合併症がある場合は逆に患部を冷やすなど、医師指導に従いましょう 。

4. 温泉選びのコツ&泉質別効果

泉質によって得られる効果が変わるので、目的別に選び方を解説します。

 

  • 単純温泉:刺激が少なく、リラックス目的に最適。自律神経のバランス調整に◎。
  • 重曹泉・炭酸水素塩泉:皮膚軟化・清潔保持+保湿効果で患部のケアに優れます。
  • 含鉄泉・二酸化炭素泉:血液循環促進に強く、うっ血改善に効果的です。
  • 硫黄泉:殺菌・抗炎症作用があり、炎症が軽度の場合のケアに役立ちます。ただし硫黄の香りや刺激が苦手な方は注意。

 

温泉施設では、ジェットバスなどもおすすめ。泉質や設備と体調に合わせて選ぶことで、効果がさらに高まります。

5. 日常生活でもできる温浴セルフケア

湯船以外でも“温め習慣”を生活に取り入れて、内痔核をサポートしましょう。

  • 温タオルで患部温め
     下着越しに温めるだけでもうっ血が緩和されます 。

  • 温水洗浄便座(ウォシュレット)を優しく使用
     排便後、ぬるま湯でゆっくり洗ってから優しく拭く習慣が症状改善に◎。ただし、強刺激や長時間使用は避けてください

  • 坐浴器具の活用
     自宅で簡単に坐浴ができる専用器具も市販されており、手軽なケアにおすすめです 。

  • 生活習慣の見直し
     長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしを避け、1時間に1度程度は軽く歩くなど血流アップを意識しましょう。

  便秘予防のために食物繊維や水分摂取も重要です。

まとめ

内痔核は“うっ血が主原因”。温泉やぬる湯入浴は、血流改善・筋肉緩和・リラックス・便通改善などの多方向アプローチで、セルフケアに強力な効果を発揮します。

ただし、泉質・温度・入浴時間・清潔ケアのバランスが肝心です。

東京新宿RENACLINICでは、あなたの症状や体調に合わせた最適な入浴法とセルフケアを個別にご提案しています。

温泉のチカラを賢く取り入れて、快適な日常と内痔核の改善を一緒に目指しませんか?ご相談はお気軽にどうぞ!

 

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2024年東京新宿RENA CLINIC開院。

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